LyX 日本語ローカライズ版 1.5 インストール手順
前準備としての LaTeX のインストール
LyX のインストール
日本語 LaTeX(pLateX2e) のインストール
現在日本語対応が完全で、機能も豊富な LaTeX は基本的に pLaTeX2e でしょう。しかし、自分でインストールするとなると相応の知識と手順を知っていて間違いなく正常動作させるのは、一般に敷居が高いのではないでしょうか。
現在、最も一般的に Windows 上で使われているものは Win32TeX (角藤先生)でしょう。これに dvi ファイルのビューワーとして dviout (大島先生) を組み合わせるのが Windows OS では一番安心です。パワーユーザーの方も、カスタマイズ等やりやすいでしょう。
これらを、一度に済ませてしまうインストーラー (阿部さん製作) を使って、まずはシステム上に LaTeX 環境を構築してみましょう。
Win32TeX 角藤先生のページ
http://www.fsci.fuk.kindai.ac.jp/~kakuto/win32-ptex/web2c75.html
dviout 他 大島先生のページ つまりここですね
http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/ftp-j.html#TeX
阿部さん 製作 Win32TeX インストーラー
http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~abenori/mycreate/
その他、使って幸せツール各種もあり。
まず 阿部さんのインストーラーをダウンロードして下さい。
TeXインストーラ3 0.60 (最終更新:2007/08/05) で説明していきます。
1.インストーラの入手
まず、阿部先生のところから、インストーラを頂いてきましょう
http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~abenori/mycreate/
TeXインストーラ3 0.60 (最終更新:2007/08/05)
kakuto3_0_59.zip などの名称になっています。最新版を DL して下さい。その上で、圧縮ファイルを出来れば C:\ 以外で解凍して下さい。
インターネット接続を確認してから、この中の kakuto3.exe を起動します。

Win32TeX を構成するファイルが自動的に DL されます。基本的にはデフォルトで構いませんが環境によってパスに空白が入ることを考慮し、C:\
つまり起動ドライブのルートフォルダにインストールしておくと問題が起きることは無いでしょう。勿論、admin 権限を持つユーザーでインストールします。
ghostscript も同様ですが、TrueType フォントはご自分で調整する場合を除き、下図のようにして下さい。(インストールパスも)


gsview も同様にインストールして下さい。
※ PDF Viewer は、Adobe Reader 8 日本語版以降を推奨しますが、重ければ同時にインストールされるビューワーをお使い下さい。大抵、入れていらっしゃるとは思いますが。その際、PDF
ファイルの関連付けをどちらかにセットして下さい。




最終的に、gsview のインストールが終了すると、kakuto.exe は終了します。この時点で Winshell などを使い、日本語で LaTeX
文書を作成するなどして動作を確認して下さい。
奥村先生の TeX Wiki にインストールや使い方が纏められています。
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?WinShell
Win32TeX のインストールと動作確認を終えたら、いよいよ LyX のインストールにかかります。
2.LyX for Windows OS のインストール
インストーラ起動 LyX-1.5.3-Installer.exe ( LyX のバージョンが異なっても操作は同様です)


※ 注意 MikTeX は絶対にインストールしないで下さい。折角構築した環境が壊れます。下図のように kakuto.exe でインストールした Win32TeX
を指定します。

※ 注意 ghostscript も同様に指定します


LyX プログラム本体のインストール場所は、デフォルトのままでも構いません。


ImageMagic は必須です。必ずインストールして下さい。
※ gsview は デフォルトのPDF リーダーにしないで下さい。必ず、デフォルトのPDF リーダーは Adobe Reader 日本語版にして下さい

正常にインストールされれば、下図の画面にてインストールは終了します。初回は自動起動します。

無事起動したら、一旦終了して下さい。
3.インストール後の設定
最初の起動時と、ユーザー毎の設定ファイルが消去されると LyX は自動的に環境の再構築をします。また、その折はマニュアルを表示します。(Windows
XP では、C:\Documents and Settings\User名\Application Data\lyx15 などです。VISTA
は lyx15 で検索して下さい。)

続いて、スクリーンフォントの設定。

日本語設定に切り替えます。

プリンタ設定は、Windows の標準プリンタを設定して下さい。

用紙サイズと、jbibtex を設定して下さい。

一般的には、日本語使用だと、奥村先生のjsclass が A4 サイズには最適です。ページレイアウトで、用紙設定を A4 として下さい。
変更は随時可能です。

必ず、下図の通りに設定して下さい。多言語対応は babel 利用でフォント追加情報など LaTeX のみならず、システム設定も必要ですが、ここではは、日本語と英語のみで運用するとします。

最後に、「文書のデフォルトとして保存」をして下さい。以降、基本設定として反映されます。
サンプルスクリーンショット

以上で、LaTeX の導入から LyX のインストールまでが完了です。マニュアルやチュートリアルは、メジャーリリース時のみに変更されます。メニューのヘルプから参照出来るようになりますが、PDF
などでアウトプットして、印刷もしておくことを推奨します。日本語版は、配布される安定版のリビジョンの中からメジャーリリース後の修正を完全に反映したものを邦訳します。
まだまだ、LyX は進行中のプロジェクトです。日本語ローカライズは本家完全互換には成りません。それは、ベースとなる LaTeX の扱いが原版とは違うからです。将来、CTAN
などで 日本語拡張が上流で取り込まれない限り、 ptex 拡張のように、日本語対応 LaTeX2e がインフラとなりますので、完全互換は望めません。
ローカライズは、日本人のための LyX を作成することが目的ですから、いつかグローバルな環境が整うまで独自仕様は避けられません。ご了承下さいませ。